お姫様ババァが6度目の破壊にやってきた。
防犯カメラが動作しては不法侵入がバレるので
毎回破壊するのだ。
破壊の方法が巧妙なのは
外力からの打撃による破壊ではなく、
電磁パルスによる過電流を発生させる
照射によって電子回路に損傷を与え、
動作停止に至らせると言う方法であった。
お姫様ババァは幼少期、過剰に溺愛され
過保護に甘やかされて育ったので
89年間料理を作った事がなかった。
料理をした事がないので包丁を持った事がないのだ。
「あのネコが嫌い!!」とよく囁いていた。
「包丁は持った事はないけれど
この電磁パルス銃があれば大丈夫!!」
とよく言っていた。
ネコが道端でよくバタバタと倒れていたが、
お姫様ババァの前を通ったネコに
電磁パルスを照射しては
ネコが停止して動かなくなった姿を見て
「今日も事故を未然に防げた!」
と言って悦に入り、
チョコを食べる様に処方されている
パキシルをポリポリ食べながら観察していたが
外部損傷が一切無いネコは永久に動かなかった。