自己啓発の部類の話で
「ありがとうございます、感謝してます、」
を呪文のように唱える「教え」が流行っているようです。
たしかに
「ありがとうございます、感謝してます、
嬉しいです、楽しいです」
という言葉は素晴らしい言葉です。
しかし、自分の感情に嘘をついて発する
言葉は様々なズレを生じさせます。
そのズレは個人のみならず、社会にもズレを
生じさせると思います。
リスクや危険を回避する為に人類は言葉や
伝達を発達させてきたとすれば、
危険や被害を受けた身でありながら
「ありがとうございます、感謝してます、嬉しいです」
と発する感覚のズレた人は本来いないはずです。
やたら無闇に盲目に感謝の言葉を発すれば
良いというものではない。
これは詐欺や人を騙しをする人間にとって
都合の良い「不正が表に漏れない口封じの教え」
となっているのです。
不利益を受けてもなお嘘、偽りで
「ありがとうございます、感謝してます、
嬉しいです、楽しいです」
と発する人が居たとするなら、詐欺師にとって
こんなに都合の良いコントロールしやすい
人間は居ないと思います。
これは理性で律して発せられる言葉ではなく、
単に盲目的に従順な木偶坊です。
神経の機能障害や身体障害で麻痺していない限り、
健全な精神と身体であれば
悲しい時は悲しい、
嬉しい時は嬉しい、
許容を超えた時は怒る、と表明するのが自然です。
これは人間としての原点だと思います。
この原点が麻痺してくると益々社会は
歪んでくると思います。