副島さんによると金融商品はすべて詐欺だと話されています。
大変興味深い内容です。以下著書から抜粋。
「お金で騙される人、騙されない人」副島隆彦著
33頁から抜粋
●公的年金も、国家によるひどすぎる詐欺
実情としては、厚生年金を満額できちんと貰える人達でさえ、
どんどん減りつつあります。勤続25年の人達であれば、
ひと月に18万くらいしかもらえなくなっているはずです(65歳時点で)。
そして数年前に日本政府(厚生労働省)は「国民基礎年金」という考え
方を導入して、2006年頃から国民年金とのベースを一緒にする「一元
化」の制度に変えてしまったのです。それを別名で「セーフティーネット
(安全網)」等と呼んでいます。
「セーフティーネット」と言うとまるで日本国民を政府が責任を持って
老後を保障するような事ばかり言います。しかし真実は、
「払えないものは払えない」です。
公的年金の積立金の残高は、恐ろしい勢いで減っているようです。
その真実の数字は、中々世の中に公表されず、国民には
知らされていません。どうやらアメリカで運用して相当の
失敗が出ているようです。その正確な内容は私にも分かりません。
が、しかしそのうちバレるでしょう。
国民年金は、70歳の老人夫婦2人で14万ぐらいもらえるようにと、
国(厚生労働省)としては考えているようです。これが「基礎年金」
という考え方で、日本国民の最低限度の暮らしの保証であると、
年金制度の担当の役人達は考えているのでしょう。
実は、夫婦で月14万円というのは、本当の貧困者達のための
生活保護費よりも安いのです。
もともと公的年金制度は、貧困者を助ける為の制度ではありません。
みんなで掛け金を集めて運用して、それで十分に老後の年金生活が
出来るようにと言うプランで出来ていた制度です。
この考えの原型にあるのは、「トンツィーン債」という考えです。
トンツィーン債(Tontine)というのは、壺の中にみんなでお金を入れて、
そのお金全部は無くならないようにしながら、くじに当たった人が、
一定額を受け取って商売で使っていいという考え方から生まれた
ものです。
日本にも「無尽(講)」と言うのがありました。みんなで資金(掛け金)を
出し合って、必要とする人が使って、儲けが出たら利子と共に返済する
仕組みです。この無尽はのちに相互銀行(さらに第二地銀になった)
になりました。
ところが、現在の公的年金制度は、もはや
積立金そのものを食いつぶしているのが現状です。
これが「世代間戦争」と呼ばれるものです。すなわち、
若い30代、40代の人達が積み立てているお金を、今の
70歳から上の老人達が年金として払ってもらって使っている
のが実情です。
だからそろそろ、余裕のある年金受給者達に、
自ら進んで年金を放棄させるという動きさえ出ています。
これが日本の公的年金の恐ろしい実情です。
「お金で騙される人、騙されない人」副島隆彦著/2010年4月発行
33頁から抜粋