酒好きのマッチ棒ジジイが
ブリキ細工の様に歩行している。
梅干の様な頭のマッチ棒ジジイは
パサパサ乾燥肌で今にも簡単に燃えそうな
体つきなのに、敢えて頭を擦り付け、
欲情したサルの様に頭に点火する事に
待ちきれないでいる。
酩酊の勢いで頭を上下左右に痙攣の様な
高速で擦り始めたが、勢い余って擦る角度を
誤り、「ボキッ」と首を折ってしまった。
そのまま動きが完全に停止し、
即死だったが、
高速で擦り付けていた頭から、
辛うじて煙が出始め、
小さな火の粉が微かに浮かび上がり、
マッチ棒ジジイの頭は突如炎上し、
棒の体まで炎が燃え移り炎上した。
「ママ~ッ! トイレ~ッ!!」
と3歳の男の子が叫ぶ中、
「ここでしなさいっ!!」
と偶然にもまだ頑なに炎上
している酒好きマッチ棒の躯目掛け、
「ジョロジョ~~ロジョロ」と
何の恥じらいも無く悦に浸り
消火していた。